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学長 大槻 勝紀

本学は昭和2年に創立され、昨年(2017年)で90周年を迎えました。

私が学長に就任して本年6月で4年目を迎えます。初代理事長の吉津度先生は「医育機関の使命は医学教育と医学研究であり、またその研究は実地の医療に活かすことで完成する。」と述べられており、その建学の精神を継承して学長就任当初、5つの教学改革方針(Innovation, Translational Research, Globalization, Social Contribution, Open Mind)を公表し、改革を進めてきました。

2016年に建学の精神と学是を制定、同年7月に本学での日本医学教育学会大会を主催、2017年に新カリキュラムを実施してまいりました。
また2018年4月には医学教育分野別認証評価(国際認証)を受審する予定です。

東日本大震災や熊本地震に対する復興予算の影響を受け、文科省は医学研究における公的研究費予算を縮小し、科学研究費等の個人研究費を減らす傾向にあります。
一方、AMED(日本医療研究開発機構)の産学連携事業、私立大学等改革総合支援事業(改革総合支援事業)、私立大学研究ブランディング事業やWHOの公募などに見られますように大学全体の取り組みを評価する公募が多くなり、本学としても積極的に取り組んでいます。

看護学部においては平成22年に学部が設置され、「医看融合教育」を特徴とするカリキュラム改革が行われています。
看護学研究科は平成26年に設置され、昨年度博士課程後期第1期生が卒業しました。

この2年間で医学部と看護学部が教育総括会議、大学協議会や教育および研究戦略会議で共通の課題を検討してきました。
その成果は建学の精神、学是や高大接続での3つのポリシー(アドミッション、カリキュラム、ディプローマ・ポリシー)の制定、研究面では科研費の採択数(2年前と比較し新規採択数は2倍、科研費全体の獲得額では約1.5倍)の増加、改革総合支援事業のタイプ1「教育の質的転換」、タイプ3「産業界・他大学等との連携」、タイプ5(プラットフォーム形成)および私立大学研究ブランディング事業タイプA(地域発展型)の大型プロジェクトの選定に表れています。また、社会貢献として高槻市と本学との共同サステナビリティ事業(1.医工薬連環プロジェクト 2.高槻版 食育とオーラルケアプロジェクト 3.認知症専門職人材育成プロジェクト)や、高知県での本学医学部・看護学部・大阪薬科大学薬学部合同の夏季地域医療実習を行い、複合系医療大学として発展していく基盤ができたと考えています。

医師国家試験については昨年の合格率は96%でしたが今年度は82%と極めて不名誉な結果でした。
これまで過去問に頼った卒業試験により卒業判定が甘くなり、ほぼ全員卒業させてきた本学の慣習が最大の原因と考えます。
今後は進級及び卒業判定を適切に行い、全員が医師国家試験に合格できるよう努めてまいります。

大阪医科大学
学長 大槻 勝紀