第37回 組織細胞化学講習会
「組織細胞化学の挑戦ー臨床応用研究への飛躍ー」
終了のごあいさつ
本年8月1-2日にかけて第37回組織細胞化学講習会が高槻市現代劇場で開催されました。猛暑にも関わらず約320名の多数の受講者の参加をいただき無事に終了することができました。免疫組織化学、ISH、バイオイメージング、電顕やレーザーマイクロダイセクションを始めとした基本的組織細胞化学技術に加えて、再生医療における組織細胞化学という6つのセッションで24題の講演があり、活発な討論が行われました。また8月3日には技術講習会(Wet Lab)が大阪医科大学で開催されました。12コースが設けられましたが、どのコースも満員で約180名の参加をいただきました。少人数の実習ですのでフレンドリーな雰囲気の中、参加者は真剣に実習に取り組んでおられました。改めて組織細胞化学への関心の高さと研究者からの実技に対するニーズを強く感じた次第です。本講習会で体験された経験を生かし、研究者のリサーチマインドの向上に役立つことができれば、主催者として望外の喜びです。
第37回組織細胞化学講習会とWet Labが無事に終えることができましたのも参加者の皆様のご協力を始め、講師や座長の先生方、Wet Labを主催していただいた各大学の先生、企業の方々のおかげであり、厚く御礼申し上げます。最後に、企画、運営に携わっていただきました実行委員の先生方、大阪医科大学解剖学教室のスタッフをはじめ、大阪医科大学関係者に深く感謝いたします。
第38回日本組織細胞化学講習会は次回実行委員長・小澤一史教授(日本医科大学)のもと、平成25年8月1日-3日、東京(東京大学伊藤国際学術研究センター)で開催予定です。今回と同様、多数の参加を宜しくお願いします。
実行委員長 大槻勝紀
(大阪医科大学解剖学教室 教授)
ごあいさつ
日本組織細胞化学会主催の組織細胞化学講習会を、次回は平成24年8月1日より3日間、大阪府高槻市にて開催いたします。高槻市は京都と大阪のほぼ中間に位置し、歴史と文化に育まれた緑豊かな都市です。本講習会では「組織細胞化学の挑戦―臨床応用研究への飛躍」というテーマを掲げ、免疫染色法やin situ hybridization法を中心とした「染める」技術、そして顕微鏡の基礎知識や分子イメージングといった「見る」技術の二本柱を中心に、各分野において第一線で活躍されている先生方にご講演いただきます。さらに今回は、再生医療に関連した新しい技術についてもご講演をいただく予定です。3日目に行われるWet Labでは選択した技術コースを実地体験していただけます。本講習会が、組織細胞化学を始めたばかりの方々にとって基本技術を学ぶ会になると同時に、皆様方の研究領域をさらに深めるための実践的な場となりますことを期待しております。生命科学にかかわるあらゆる分野からの、研究者・技術者の積極的なご参加をお待ちしております。
第37回組織細胞化学講習会 実行委員長 大槻勝紀 大阪医科大学医学部教授 生命科学講座解剖学教室 |
![]() |