教室紹介

腹腔鏡グループ

腹腔鏡手術

内視鏡グループでは6名の腹腔鏡下技術認定医(恒遠啓示、田中智人、田中良道、藤原聡枝、中村奈津穂、古形祐平)を中心に年間約400件の腹腔鏡下手術を行っております。その内の約280件が卵巣嚢腫や子宮筋腫といった良性腫瘍に対する手術になります。
腹腔鏡下手術は卵巣嚢胞腫瘍症例の約95%、子宮筋腫症例の約75%を占めております。妊孕性温存希望の無い子宮筋腫や腺筋症に対しては、ほとんどの症例で腹腔鏡下子宮全摘術+両側卵管切除を行います。昨年は97例の症例を全摘しました。妊孕性温存希望のある子宮筋腫に対しては腹腔鏡下子宮筋腫核出術をおこないますが、巨大な子宮筋腫の症例に関してはインバックモルセレーターを使用することで、細切され飛散する筋腫片も確実に回収する方法を選択しております。多発子宮筋腫の症例で腹腔鏡下では困難症例は術前に検討を行い、腹腔鏡補助下手術を選択しております。

 悪性腫瘍については、婦人科腫瘍専門医と技術認定医の両方ライセンスがある医師(4人在籍)が対応することを原則とし、初期子宮体癌に対する根治術を年間約70症例施行し、先進医療承認後の累積症例数は全国最多となっております。現在先進医療として承認をうけ、子宮頸癌に対する腹腔鏡下広汎子宮全摘出術や子宮体癌に対する腹腔鏡下傍大動脈リンパ節リンパ節郭清を行っております。またロボット支援下の腹腔鏡手術も取り組んでおり昨年は7症例施行しております。

子宮筋腫に対する腹腔鏡下手術

 

子宮鏡

子宮内腔病変に対する子宮鏡検査や子宮内膜ポリープ、粘膜下子宮筋腫、子宮内癒着、子宮奇形に対する子宮鏡下手術を積極的に行っております。子宮鏡検査は年間300例以上、子宮鏡下手術は年間30例程度で推移しております。

子宮鏡

低侵襲への取り組み

巨大筋腫症例に対する腹腔鏡下子宮全摘術

 

良性疾患:腹腔鏡下手術の件数 (2018年)

術式
件数
腹腔鏡下卵巣嚢腫摘出術
55
腹腔鏡下付属器摘出術
69
腹腔鏡下筋腫核出術
24
腹腔鏡補助下筋腫核出術
16
腹腔鏡下子宮全摘出術
97
手術件数の推移
悪性疾患に対する腹腔鏡手術

子宮体癌子宮体癌に対しては、本年度に保険収載された腹腔鏡下根治術を行っています。
本手術は 当院で、全国で4施設目に先進医療に認可され、現在までに240例を超えた症例に施行し、出血量が 有意に少なく、術後早期回復、入院期間で有意に短い結果を残しております。一方で摘出リンパ節 個数は開腹手術に劣らず同等であり、術中合併症もなく、全例術後再発なく経過しており、患者様 に喜ばれています。

子宮頸癌に対する腹腔鏡下広汎子宮全摘出術も先進医療として開始し、現在まで施行しております。今後、 症例を吟味して、安全に行っていきたいと思います。

 

 

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