紀要『人文研究』

紀要『人文研究』について

大阪医科大学紀要「人文研究」第1号は1970年3月に発刊されました。巻頭には、当時の学長代行・大村得三先生の「発刊の辞」が掲載され、「本学が教養部の設置をみて5年、しかも、この激動の時期に文科系の紀要が刊行されることは、まことに重要な意義をもつ」と書かれています。1970年は全国的に学園紛争が激化した時期であり、「発刊の辞」が「大学の自由は絶対的なものである。だからこそ、外に向かって大学の自由を主張するものは、学内の学問的規律の粛清をはからなくてはなるまい」という言葉ではじまっていることにも、当時の時代相が色濃く反映していると言えるでしょう。爾来、今日にいたるまで、「人文研究」は語学系・人文科学系教員(専任ならびに非常勤講師)の学問的成果の発表の場として、着実な歩みを進めてきました。哲学、心理学、英語学・英文学、ドイツ語学・ドイツ文学、さらには法学、社会学、宗教学、日本史学等々、寄稿者の専門分野の多彩さが本誌の特色であり、「文科系」といっても個別の学会においてはなしえない学問交流の場になっていることが、大学紀要としての持ち味であるとも言えます。 本誌が呱呱の声をあげて45年、時代と、また学問の進展と歩みをともにしてきた「人文研究」は、その時々の時代の執筆者の学問的足跡を刻みつつ、現在に至っています。本誌を手にされた皆様からの忌憚のないご批判、またご支援をたまわりますよう、心よりお願い申しあげます。

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(文責)語学教室准教授(ドイツ文学)  中川一成

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