学生・教員、相互の交流を通して世界標準の高度な医療を実現するために。

 センター長を花房俊昭先生から平成28年4月に引き継がさせていただきました。当センターは医学教育、研究、医療技術の国際交流を目的として平成10年1月に設立されましたが、その名称に「中山」とあるのは、本学出身の中山太郎先生を顕彰するものです。先生は昭和27年に本学(当時は旧制大阪高等医学専門学校)を卒業され、本学で小児科医として務められた後政界に進出し、長年にわたり外務大臣としてご活躍されて、医学面では我が国の移植医療の道を切り開かれ、更には憲法の専門家としても輝かしい業績を上げてこられました。本学に対しては、センター設立前から国際交流活動に様々な形でご指導をいただき、当センター設立の運びとなりました。

 これまで当センターは海外の大学、研究機関、病院などと、学部学生の学生交流、大学院生や教職員による手術技術交流、研究室交流をはじめとする学術交流、国際協力機構(JICA)への協力など多岐にわたって交流を深めてきました。研究者に対しても、種々の情報提供や留学の際の経済的支援を行っています。学生交流においては、米国・ハワイ大学、ロシア・アムール医科アカデミー、中国医科大学、日中友好病院、台湾秀傳記念醫院、タイ・マヒドン大学、韓国カソリック大学(平成22 年)、台北医学大学、シンガポール国立大学、韓国ソウル国立大学(平成26年)と国際交流協定のもと、カウンターパート方式で交互に学生の留学を実施しています。また交流協定はないものの、欧米を中心とした大学への短期留学をサポートし、本学での臨床実習を希望する学生を受け入れています。また看護学部開設後は、看護学部生の交流を台北医学大学や山西医科大学との間で始めています。さらに平成28年度にはベトナム国家大学ハノイ校との交流協定を締結し、これからますます充実した国際交流を展開する予定です。このような交流の成果を実際に留学した学生以外の学生とも共有し、さらに交流を継続させるために毎年国際シンポジウムを開催しています。

 中山国際医学医療交流センター センター長 内科学T教授 花房俊昭国際交流はグローバルな視点を持った医療者の育成に欠かせないものです。国も留学生30万人計画など様々な施策をうち、グローバル化に向けた対策を行っています。本学は開設以来、海外に目を向けた教育を理念に掲げてきました。当センターの役割は今後ますます大きくなって行きます。今後とも当センターの活動へのご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。

Nakayama International Center for Medical Cooperation