ぶどう膜外来 (毎週水曜日午後,偶数週月曜午後)
       
      担当医
        水曜: 高井七重、竹田清子、小林崇俊、多田玲(第2週)、勝村ちひろ
月曜: 小林崇俊、丸山耕一
       
      <ぶどう膜炎とは>
        虹彩・毛様体・脈絡膜はまとめてぶどう膜といわれます。眼の炎症の中でも特にぶどう膜に炎症の主座がある場合、ぶどう膜炎と呼んでいます(下図)。原因不明のものが多く、全体の30〜40%を占めます。またぶどう膜炎は身体の異常と関係が深い場合もあり、定期的に必要な全身の検査をします。
           
      <ぶどう膜炎の主な自覚症状>
        眼のかすみ・視力低下-炎症のため眼の中に濁りが起こったり、網膜や神経に変化がある時の症状です。
飛蚊症-炎症のために眼の中に濁りが起こった時の症状です。
白目の充血-虹彩や毛様体の炎症の強いときにみられます。
眼の痛みー虹彩や毛様体の炎症が強い時や炎症で眼圧が上がったときに起こります。
           
      <ぶどう膜炎の合併症>
        続発緑内障や併発白内障、炎症が持続すると黄斑部の浮腫や変性など様々な合併症が起こります。合併症も適切に治療する必要があり、レーザーや手術療法がとられることもあります。
           
      <ぶどう膜炎の治療>
        ぶどう膜炎は原因不明のもの、疾患によっては治療が非常に困難なもの、再発を繰り返すものがあります。大切なのは自己判断で治療を中止したりしないことです。そのときの状態にあわせて気長に治療していくことが寛容です。点眼薬では炎症を抑えるステロイド、非ステロイド薬、感染を予防する抗菌薬、瞳孔を開いて合併症を防ぐ散瞳薬、眼圧が上昇した場合に使用する眼圧下降薬などがあります。眼注射は点眼麻酔後ステロイド薬を眼の周囲に注入します。全身への影響は内服より少なく、疾患によっては何度か繰り返し施行します。内服薬はステロイド薬を使用することが多いですが、使用量や使用期間は患者さんによって違います。ステロイド薬は副作用も多いですが、現在のところ最も消炎効果が高く有効です。他に免疫抑制剤なども使用する場合もあります。また疾患によっては手術が有効であり、適応のある患者さんには施行しています。
           
        ぶどう膜炎は珍しい病気ではありませんが、原因不明のものも多く全身的な病気も伴っていることが あります。初期の適切な診断と治療が非常に大切です。
           
         
             
             
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