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頭頸部再建

大阪医科大学病院形成外科では頭頚部(とうけいぶ)癌や皮膚癌などの悪性腫瘍切除後に生じた組織の欠損に対して再建手術を行っております。

頭頚部癌(顔面、口の中、のどの癌)の手術では腫瘍の切除により声が出にくくなったり、食事が不自由になったり、顔面の変形をきたす場合があります。特に食事や会話は患者様の生活の質(QOL: quality of life)にとって非常に重要な部分です。大阪医科大学病院形成外科では腫瘍の切除に伴って生じた組織の欠損を、マイクロサージャリー(顕微鏡下に血管吻合を行う手術)を用いた組織移植術にて再建することで患者様の生活の質向上のお手伝いをしております。頭頚部癌、特に舌癌、口腔底癌、中咽頭癌、下咽頭癌、喉頭癌、上顎癌、歯肉癌の患者様に対しては、耳鼻科による腫瘍切除と同時に遊離皮弁や遊離血管柄付き骨移植により再建(一期的再建)を行っておりますが、上顎癌など過去に手術を受けられて組織の欠損が残存している患者様にも再建は可能です。皮膚癌についても切除により欠損が大きくなる場合は遊離皮弁を用いて再建を行っています。

口蓋癌(上あごの癌)切除後の再建例

口蓋の欠損により口腔(くちのなか)と鼻腔(はなのなか)がつながっています。前腕皮弁という腕の皮膚を血管付きで移植しています。前腕の皮膚を栄養している血管を顔の血管に吻合し皮膚が栄養されるようにします。術後半年の状態です。

舌癌の再建

腫瘍切除によって舌の半分が切除されて、遊離皮弁を用いて舌を再建しました。食事や発声は問題なくできています。

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