留学報告。大阪医科大学放射線医学教室

留学報告

中井豪 ラドバウド大学ナイメーヘンメディカルセンター(オランダ)

この度、鳴海教授の推薦でオランダRadboud university medical center に1年間留学させていただきました。オランダで指導していただいたJelle O. Barentsz教授は鳴海教授のお知り合いで前立腺癌診断の研究において世界的にも有名な先生です。私にとって海外での研究もさることながら、海外での生活も生まれて初めての経験で、日本を出発する前から、何を準備してよいのやらさっぱりでしたが、たくさんの方に助けていただきながら1年間乗り越えることができたと感謝しています。また、Barentsz教授には毎週私のために30分時間をあけていただき研究が進んでいるか、行き詰った時は解決策などをともに考えていただき、この教授のもとでなければ海外で研究は無理だったと今でも思います。研究のテーマを見つけるのも一苦労でしたが、前立腺癌のMRIにおける定量的評価やcomputed diffusionの有用性について結果を出すことができました。研究面以外でもBarentsz教授から学んだものはその行動力でした。常に部下と連絡を頻繁にとってリアルタイムに対応し、一つの大きな組織を一人の人間のようにまとめる姿はまさに人の脳の役割を果たしている様に見え、時にはその末梢の大学院生の所まで出向いて討論するという組織のすみずみまで流れる血液のような役割にも見える方でした。研究以外ではMRガイド下前立腺生検を毎週見学させていただき時には手技もさせていただきました。生検は主に大学院生が交代で行い、彼らも私を助けてくれた良き同僚でした。
 

オランダにいた時は朝9時に夜が明けて、17時には真っ暗になる冬がきらいで最高気温が氷点下というのも冗談じゃない・・早く日本に帰りたいと鬱々していましたが、夏はなかなか過ごしやすく時々旅行も楽しめました。といっても朝4時に夜が明けて22時まで明るい点は日本と違って極端でしたが・・。

家族と一緒に行きましたので子供の予防接種や学校などの行事にも参加しましたし、日本以外の文化にも触れることができたのは一生の宝だと思っています。今でも家族でオランダでは・・・だったねと話題に上ることはたくさんあります。先日コストコでオランダゴーダチーズを見つけ(オランダではゴーダじゃなくハウダと読みます)、少し高かったですが、思わず購入しました。やはりチーズのレベルはオランダの圧勝と断言できるおいしさでオランダ生活を思い出しました。

研究のことのみならず、オランダで得たものを医局や私の人生に生かせるよう努力していきたいと思います。

向かって左からジョイス、マーティン、ウェンディ、バレンツ教授、エリーネ、私


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