学生・研修医の皆さんへ。大阪医科大学放射線医学教室

学習研修医の皆さんへ

Come on Osaka Medical college's Radiology!

放射線医学教室 准教授  山本和宏

放射線医学教室 准教授  山本和宏写真

みんなおいでよ 大阪医科大学 放射線医学教室へ

医学の入り口で何を選択するか、どの科に入るかは、各々のエゴにて決めるもの。
しかし、その後が大事で、自分が選んだ医学を尊重できなければ、成長はなく、批判ばかりくちに出てしまうものです。

大事なのは
@どういう人に出会うか、
A本当に直言してくれる人にであえるか、
Bおこるのではなく、しかってくれる上司にあえるか、
これによって医者としての人生がきまるよ。

 

鳴海教授をトップとした大阪医科大学 放射線医学教室では、 “墨に五彩あり”の様に
研修医を含め、医局員ひとりとも補欠はいなく、全員がレギュラーであり、ひとりひとりの人格、才能を大事にした医局です。

また、教室のチームワークは、仲良しではなく、お互いいいところをもっている医局員に対してお互いがそれを認める努力、認めてもらう努力にて成り立っています。

だから、研修医もすぐに仲間になれます。
さあ、@先輩言葉には請うて学ぶ謙虚な気持ちを持てるAわからないことは恥をかくことを恐れず聞けるB感謝の気持ちを常に持ち、笑顔を常に持てる、ようになれる

視線を君たち研修医と同じ高さにもち、君たちの成長をこころから喜び、結果だけでなくその過程を大事し、“人を見て法を説け”の精神の大阪医科大学 放射線医学教室においでよ!

君の医学における才能と人生における人格を磨き、君の人生において“心が振幅する人”になろう!
そして君たちのgrand jeté(グラン‐ジュテ)に我々の教室を選んでほしい。



中井 豪(助教)平成17年入局

放射線医学教室 中井 豪(助教)平成17年入局写真

私は5年間産婦人科医として過した後に、放射線科に入局しました。 臨床科と放射線科診断医との大きな違いは、対応する相手が患者さんか医者かというところだと思っています。

また、婦人科医であれば婦人科疾患をもった患者さんの治療にあたるわけですが、放射線科医は様々な科の医師を相手に診断や治療方針について討論しなくてはなりません。呼吸器カンファレンスに続いて乳腺カンファレンスあるいは消化器疾患カンファレンス、中枢神経カンファレンスへ・・とカンファレンスをはしごすることもしばしばです。

入局したての頃は婦人科以外の疾患についての知識は皆無で、さらに画像に関する知識もほとんどありませんでしたが、放射線科に携わっていると中枢神経、肺、腹部、骨盤、骨軟部・・と様々な疾患の画像に触れる事ができ、それと同時にその疾患について興味をもち、知識を深める事ができます。 3年目位になるとそれぞれの臨床科の先生との連携も徐々にとれるようになり、「あの時の診断はばっちり合っていたよ」と言われ、現在は、CTガイド下生検あるいは膿瘍ドレナージを担当し、「先生の治療のお陰で患者さんの病状が良くなったよ」と言われたりすると、とてもやりがいを感じます。 また放射線科といっても画像診断では超音波、CT、MRI、RI、治療ではIVR、放射線治療とそれぞれに違った知識が要求され、研究テーマも豊富で学位のテーマについても事欠きません。

最近では、他科の多くの先生が、放射線科医の指導のもと画像をテーマに学位論文にするケースがあり、放射線科では研究テーマが事欠かない状況で、指導体制もばっちりです。

また放射線科医になって、日常生活での大きな変化は当直との縁がなくなったことでしょうか。婦人科時代は当直で収入を得ることが多かったですが、放射線科医になって大学勤務が終わってから他院に出向いて、数時間読影を行うことで収入を確保することができます。好きな時間を利用して読影を行うことは、充実したプライベート時間の確保、結婚してから仕事と家庭の両立にとってすごくメリットです。特に家庭を持つ女性にとっては働きやすい環境で、最近全国的に、放射線科医の女医が占める割合が増加している大きな要因となっています。

最後に、皆さん、分らない画像についての質問はもちろんのこと、入局に対する質問あるいは私のように転科を考えられている方もなにかお悩みがあればお気軽に放射線科を訪ねて来てください。



吉川信彦 平成21年入局

放射線治療の計画をしているところ。医師だけでなく放射線技師(物理、機器管理のスペシャリスト)と協力し、最適な治療プランを計画します。
前立腺癌の高線量率組織内照射。会陰部から針を十数本刺入し、その針の中に密封小線源をコンピューター制御で送り込むことで癌細胞に直接放射線をあてます。

はじめまして、卒後7年目、入局5年目の吉川信彦と申します。

私が放射線治療に興味を持ったのは学生時代の講義でした。当時すでに放射線治療はがん治療の3本柱の一つであるにもかかわらず放射線治療に関する講義は少なかったのですが、ある非常勤講師の先生の熱い講義に感銘したのがこの道を選ぶきっかけでした。
大阪医科大学卒業後、そのまま母校の初期研修医となり、修了後放射線科へ入局しました。同時に同大学院に入学し、研修および研究を行ってきました。
入局1年目は放射線診断・核医学、IVR、放射線治療を4ヵ月ごとにローテートしました。治療医になると決めていたため基本的には治療に必要な診断能力、手技に力をいれて研修してきたつもりです。しかしそれでは面白くないので、治療以外のカンファレンス、研究会、学会発表を色々と指導していただきました。これは診断・IVRと治療が講座として分かれてないメリットだと思います。
入局2年目以降も診断、治療の両方で研修を続け、徐々に治療の比率を上げていきました。2年目からは治療外来を担当するようになり、4年目からはほぼ治療に専念することになりました。
大学院での学位のテーマは放射線防護剤に関する研究で、鳴海教授や島根大学放射線腫瘍学教授に就任された猪俣先生のご指導の下、無事4年生時に学位取得できました。

現在はNTT西日本大阪病院へ出向中で、医長の先生、スタッフの方々は大変気さくで優しく、楽しく仕事ができています。また経験が少ない頭頸部腫瘍の症例が多く大変勉強になり、やりがいを感じます。

以上が私の今までの経歴で、次は放射線科について思うことをあれこれと、思いつくままに書いてみますが、あくまで私見であることを加味して読んでください。
診断、IVR、治療の専門医は全国的にまだまだ不足しており(特に治療)、当科も決して多いとはいえない現状です。しかし逆に考えれば、早い段階で様々な経験ができるチャンスでもあります。例えばcancer boardに自分一人で乗り込んで行き、初期研修医時代の指導医に意見を述べるのは奥手な私にとっては大変勇気のいることでした。また最近は細分化される傾向にありますが、全身を対象とする診療科であるため勉強量は多いほうだと思います。しかし放射線科の仕事はメリハリがあるため、業務外の時間を研究やバイト、趣味に効率よく使うことができます。そのため臨床と大学院の両立、満足のいく収入が可能であったと思います。
ところで臨床実習で来る学生さん、初期研修医の先生から時々言われる不本意なことは、放射線科医は患者さんと接することが少なくずっとパソコンとにらめっこしている、仕事が楽な診療科というものです。まず前者ですが、確かにそういう先生もいますが(笑)、それは間違いであるとすぐ気付いてくれると思います。実際に治療は外来がありますのでコミュニケーションが嫌いな人がすべきではありません。また放射線科はdoctor’s doctorと言われるように他科の先生とのコミュニケーションが重要です。後者ですが、まず言いたいのは楽な診療科というのは絶対にありません。すべてに言えることですが究めることに終わりはないからです。重要なのは自分が納得し無理のないワークライフバランスを構築することで、放射線科は比較的時間を効率よく使えるためそれを実現しやすいのです。例えば毎日深夜まで研究している先生もたくさん知っていますし、家庭・子育てと両立するためパートタイムで働いている先生もいます。私はどちらも素晴らしいことだと思いますし、楽なことではないはずです。

長々と書きましたが、放射線科にぜひ興味を持っていただき、縁があれば一緒に仕事が出来ることを願っています。連絡お待ちしています。


東山 央(レジデント)平成23年入局

第42回日本神経放射線学会 ポスター発表とフィルムインタープリテーション準優勝写真

初期臨床研修が始まって一年以上が経とうとし、漠然と内科に進もうと思っていた頃、どの科に進んでも役立つだろうと思い、放射線科をローテートしたのが、私と放射線科との出会いでした。

毎週行われる院内の症例検討会や、言われるがままに付いて行った関西レンドゲンカンファレンスや関西NR勉強会などで、今までに聞いたことのないような疾患が次々と現れ、画像所見から病理組織まで見抜いてしまう。この放射線科と言う科は一体何なんだと衝撃を受けたことを今でもよく覚えています。そんな放射線科の雰囲気に憧れ、入局しましたが、毎日充実した日々を過ごせています。

放射線科の大きな特徴の一つとして、他科や他大学・他施設の先生との交流が多いことが挙げられます。院内の他科のカンファレンスに出席し臨床情報を得たり、病理との合同カンファレンスで病理と画像を対比してフィードバックしたりしています。また、他科の先生から画像所見について直接consultを受けることも多くあります。自分の診断でその後の治療が上手く行ったときは、主治医からとても感謝されますし、画像診断医として、とてもやりがいを感じる瞬間です。

さらに、関西圏は研究会が非常に多く、毎週(毎日?)のように各地で様々なカンファレンスが開かれています。そこでは普段はなかなか見ることの出来ない疾患に出会え、多くの先生の考え方や読影手順を感じることが出来ます。他大学や他施設の先生の話を聞いたり、同年代の先生と話をするのはとてもいい刺激になります。

また、病棟に縛られることがほとんどないことも特徴の一つです。大阪医大の放射線科では時間外に呼び出されることはまずありません。オンとオフの区別がはっきりしており、休日の予定も立てやすいです。読影バイトは好きな時間に行くことが出来ますし、読影に疲れてきたら、少し休憩しようというように、ある程度自分のペースで仕事が出来るのも大きな魅力です。

患者さんと直接接することが少なく、一見何をしているのか分からない印象のある放射線科ですが、画像診断以外にも、IVR、放射線治療など分野は多岐に渡ります。いずれも病院にとってなくてはならない分野であり、放射線科なしに病院は動かないと言っても過言ではありません。

放射線科は守備範囲が広く、やりがいもあり、公私とも大事に出来るとても魅力的な科です。一度は放射線科の雰囲気を感じに来て下さい。



山本聖人(レジデント)平成23年入局

同門会学術講演会での発表

平成21年に本学を卒業し、平成23年4月に大阪医科大学放射線医学教室に入局させていただいた山本聖人と申します。早いもので入局して数年が経過しました。ここらで入局前後での自分の放射線科に対するイメージの変化について振り返ってみたいと思います。

私は初期研修中は理想と現実のギャップに日々心悩み、疲弊している状態が長かったように思います。研修2年目の後半の選択期間中に放射線科をローテートすることにしましたが、初期研修中はCT・MRIなどの検査をオーダーしても、放射線科医の書いたレポートを見るのみで撮られた画像を全く見ないことがザラにあるような、そんな有様でしたのでおよそ自分が放射線科医になろうとは考えてもいませんでした。そもそも読影レポートの記載内容が自分で完全に理解できていませんでした。MRIに至ってはなぜこんなにたくさんの写真を撮る必要があるんだろうと間抜けな事をいつも思っていました。

スーパーローテーション研修制度の最大の利点と思うのですが、私のような進路選択に関して迷いを持っている人間にとっては、各科を短期間ずつローテートしてその科をいわば「体験入局」できることはよりよい進路決定においてプラスになります。放射線科をローテートした感想を一言で言うと「まわってよかった」なのですが、それは短期間のローテートにも関わらず読影力がメキメキとついたからではなく(?)、放射線科のライフスタイル、仕事内容の現実が自分の理想に一番近いと実感できたからです。

放射線科というのは特に画像診断部門では基本的に患者さんを直接診療する機会は少ないです(放射線科には放射線治療科、IVR部門もあり、これらはまた別です)。そのため、内科外科などに比べて仕事のオンオフの切り替えはかなりはっきりしています。これを良しとするか、悪しと捉えるかは個々の価値観次第です。当初は患者さんを診察できない科に行くのは医師としてどうなのかと思っていましたが、一方でハードな臨床業務を全うしていく自信を失いかけていました。放射線科を「体験入局」してみて感じたことは、@自分のペースで働けるA治療に直接関与することは出来ないが、数多くの疾患の画像だけでなく、治療法、疫学、その他多くの事に精通できるようになるB画像診断力向上のための勉強は少しだけ大変だが非常に面白い、といったところです。入局1年目は多くの教科書を開いてBの座学に取り組みましたがまだまだ範囲は膨大です。しかし入局直後に比べると画像からの病態の拾い上げが徐々に出来るようになってきた気がします。@のペース調整については特に出産育児に直面する女性医師の方にはメリットとなるのではないでしょうか。

放射線科についてまだまだ語るべき点はたくさんありますが、放射線科の仕事スタイルが向いている方もたくさんいると思います。少しでも放射線科に興味のある方はローテートで是非選択してみて下さい。


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