共用試験とは、臨床実習前に学生の知識・技能・態度を評価する「共用試験実施評価機構」による全国共通の試験です。共用試験はCBTとOSCEの2つから構成されています。CBT(Computer-Based Testing)は、必要な医学知識を習得しているかを問う試験です。コンピュータを用いた試験で,各学生に異なる問題セットが出題されますが、項目反応理論を用いて公平な評価ができるよう留意されています。一方Pre-CC OSCE(Objective Structured Clinical Examination)は「客観的臨床技能試験」 と呼ばれ、医療現場でどのような患者様にも対応できる臨床能力を、習得できたか評価・育成する実践型の試験です。本学では、第4学年でこの2つの試験を実施しています。

共用試験CBTの内容

・ 医学一般
・ 人体各器官の正常構造と機能、病態、診断、治療
・ 全身におよぶ生理的変化、病態、診断、治療
・ 診療の基本
・ 医学・医療と社会

Pre-CC OSCEの課題例

・ 医療面接
・ 全身状態とバイタルサインの測定
・ 頭頸部診察
・ 胸部診察
・ 腹部診療
・ 神経診察
・ 基本的臨床手技
・ 救命救急

  • OSCEに向けた臨床技能実習風景

Post-CC OSCE

第5学年の「クリニカル・クラークシップ」、第6学年の「選択臨床実習」を通して、医師として必要な臨床能力が身についているかを評価する総仕上げの試験です。どの疾病を持つ患者様であるかは学生には知らされていないため、患者様の課題や希望をきめ細やかな医療面接を行い、深く理解したうえで、正確かつ応用力の高い診察・診断を行い、検査・投薬・入院などの判断を下していきます。Post-CC OSCEはまさに、臨床現場で行う治療行為そのものが試験課題なのです。