公衆衛生看護学領域では、子どもから高齢者までのすべての発達段階にある人々を対象に、生涯を通じた保健活動と疾病予防、健康づくりと地域づくりの支援を目指しています。そのために、特定集団や地域を基盤に、そこで生活する個人や集団、地域住民全体の健康を維持・推進し、QOLの向上を図るために、時代とともに変化する地域社会とその健康課題を把握し、予防的視点を重視した課題解決のために必要な理論と支援方法を日々探究しています。また、他職種との連携・協働、地域ケアシステムや社会資源の開発および看護活動の施策など、保健師の実践に関連する様々な教育・研究を行っています。

授業風景

  • 公衆衛生看護演習風景
  • 健康教育演習風景
  • 実習の様子
  • 実習中の様子
  • 卒業演習発表会
  • 卒業演習発表会

授業科目

公衆衛生学・疫学、保健医療福祉概論、ヘルスプロモーション論、公衆衛生看護学概論、公衆衛生看護学活動論、公衆衛生看護学活動方法、公衆衛生看護学管理論、公衆衛生看護学演習、公衆衛生看護学実習Ⅰ、公衆衛生看護学実習Ⅱ、卒業演習

メンバー紹介

教授 | 吉田 久美子

保健師活動、子どもの虐待予防、ネットワーク構築、人材育成、発達障害児をもつ親への支援
公衆衛生看護の原点は、臨床現場にあると考え、住民とともに歩む保健師と保健師活動を探求する活動を行っています。また、子どもの虐待予防のネットワークや高齢者虐待のネットワーク構築に取り組んでいます。

教授 | 土手 友太郎

現代の日本が抱える生活習慣病対策として2008年から特定健康診査・保健指導が実施されています。またこれは内臓脂肪増加によるメタボリックシンドローム対策でもあります。この制度の成功が健康寿命の一層の延伸に大きく寄与すると思われます。しかし、その効果や評価には改善の余地があるのが現状です。そこで私は、職域における特定健診および内臓脂肪量の結果から、健診結果の階層化レベル、メタボリックシンドロームの有無、内臓脂肪肥満のタイプ、実施している良好な生活習慣、生活習慣を改善する意思などから、同健診制度の効果や課題を研究しています。

准教授 | 草野 恵美子

主に下記のテーマに取り組んでいます。地域で活躍する住民の方々のパワーを感じながら、その方々と協働する保健師活動やその活動を支える学問としての公衆衛生看護学のおもしろさについて探究していきたいです。
1.高齢者世代が参画する地域組織活動による子育て支援と健康への効果に関すること
2.母子保健活動の標準化に関すること
3.官学連携(保健所/保健センターと大学との連携等)による健康づくり活動に関すること

准教授 | 仲下 祐美子

メタボリックシンドロームを含む生活習慣病の予防に関心を持って研究しています。 生活習慣病の危険因子の中では主に喫煙をテーマとして、地域や職域、健診機関等での生活習慣病予防の保健指導の質の向上や制度化に貢献できるよう研究に取り組んでいます。

助教 | 山埜 ふみ恵

地域在宅高齢者の「介護予防」に関心をもち、研究に取り組んでいます。今後は超高齢社会において高齢者が住み慣れた地域で主体的に生活するための「健康寿命の延伸」に向けた保健活動をテーマに研究を行っていきたいと考えています。

社会貢献活動・その他の取り組み

研究会の紹介

教員は、自分の専門性を活かし、様々な活動に参加することで地域保健活動に貢献しています。
1.行政機関の総合計画や行動計画策定・評価委員等として、地域の保健活動に参画
2.保健師や助産師を対象とした研修会への講師派遣
  新任、中堅期の人材育成、母子保健活動の研修会、事例検討会のスパーバイズ等
3.研究支援:行政で働く保健師と協同研究

2017年度卒業研究のテーマ

「Ⅰ型糖尿病をもつ思春期・青年期の患者の自己管理に関連する要因についての文献検討」
「ASD児を育てる親への支援<親が児の障がいに気づいた時期から就学の時期までの支援>」
「自閉症児への小学校就学支援体制の現状と課題」
「青年期以降における発達障害者の二次障害に関する文献検討」
「わが国の喫煙状況および受動喫煙対策の変遷に関する文献検討 ~大阪府と他3県の比較~」
「災害発生時の呼吸器感染症の発症予防に関する文献検討」
「東日本大震災におけるDMAT活動の実態からみた災害急性期の課題」
「災害支援専門職における惨事ストレスの実態と対策」
「脳卒中発症時の受診行動に関連する要因の文献検討」
「若年母の育児の現状に関する文献検討」
「多胎児育児に関する養育者のニードと支援のあり方の検討」
「地域在住高齢者の介護予防を目的とした自主グループ活動の結成期における課題と支援」