佐々木 綾子 教授

母性看護学分野は、これから親になる思春期の男女、胎児、妊産婦、子どもと母親や父親、その家族、成熟期、更年期、老年期女性などを主な対象とする看護の実践領域です。研究の特徴としては、国際的なエビデンス・ガイドラインを重視しつつも日本文化を大切にした「明日から使える身近な研究成果」(micro trialing, micro evidence)をめざし取り組んでいます。その中心となる研究課題は、「親となる人々を支える看護」に関する研究です。 研究のキーワードとしては、「親性育成」「エビデンス・ガイドラインに基づいたわが国の母性・助産ケアの評価」などがあげられます。具体的には、①「褥婦のQOL向上をめざした産後の入浴開始時期に関する研究」、②「回旋異常分娩の正確な診断とケア」、③「分娩時の正確な出血量測定に関する研究」、④「妊娠期からの産後うつや虐待予防に関する研究」を行っています。さらに⑤「子宮頸がん・乳がん検診意識向上のための教育プログラム開発」、⑥「東洋医学的視座に立脚した冷えの研究」、⑦「視覚に障がいのある女性の周産期における看護に関する研究」、⑧「助産師基礎教育に関する研究」など、臨床・教育現場や社会への還元性の高い課題に取り組んでいます。ぜひ当領域で一緒に学んでみませんか。