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第7期卒業生へのメッセージ(看護学部長式辞)

お知らせ

看護学部 第7期卒業生の皆様

令和元年度卒業式・学位記授与式は、新型コロナウィルス感染拡大を防ぐため卒業式のみ開催し、学位記授与式を取りやめました。
つきましては、学位記授与式で挨拶予定であった看護学部長からの式辞を掲載いたします。

--- 式 辞 ---



 大阪医科大学看護学部を卒業される皆さん、本日はご卒業、誠におめでとうございます。本日ここに、看護学部学生84名の皆さんが、大阪医科大学看護学部を卒業します。皆さんはこの大阪医科大学看護学部で、指導者の先生、友人、先輩、後輩など、多くの人と知り合い、切磋琢磨して本日を迎えられました。また、長い間皆さんを暖かく支えてくださった、ご両親やご家族の皆様にも、心からお祝いを申し上げます。

 卒業生の皆さんはいま、どのような気持ちで、この式に臨んでいるでしょうか。大阪医科大学のキャンパスで過ごした日々を思い起こしてください。楽しい思い出とともに、苦労したこと、困難にぶつかったことなど、苦い思い出も数多くあったことと思います。それらを乗り越え、本日の卒業式を迎えられた皆さんは、入学した時と比べて、はるかにたくましく、また人間的にも大きくなったことを実感していると思います。そのような皆さんに、私は大いに敬意を表したいと思います。

 入学時より膨大な医学、看護学などの知識を学び、努力の結果,皆さんが卒業に至ったということはディプロマポリシーに掲げる能力を獲得できたからです。これから社会に出て医療人として活躍する素地は整ったと考えます。それではディプロマポリシーを確認してみましょう。

1. 生命の尊厳を守り、人権を尊重し、多様な文化を持つ人々の生き方や価値観を尊重した行動をとることができる。これは高い倫理観のことです。医療においてこの倫理観を持ち続けてほしいです。

2. 多面的かつグローバルな視点から看護に関する課題を探究し、新しい知識や技術の創造に取り組むことができる。これは課題探求力,創造力です。実習を通して課題の見つけ方、それに取り組む方法は学んでいます。

3. 看護学に関する基本的な専門的知識と技術を身につけ、個別の健康課題に対し、ライフステージや健康状態等を考慮した看護を実践することができる。これは専門職としての実践力です。学生の間ではいろいろと制限がありましたが,国家試験に合格し、免許を持った後は,この実践力が重要になります。就職後は獲得しなければならないスキルは多く,時間にも追われ,気が付くと1日の業務をやり遂げることが目標になってしまうことになりやすいです。この時,対象としている相手は人間であり,患者であることを忘れないようにしてほしいと思います。必ず相手の反応を確認してください。

4. 地域社会における健康課題を把握し、多職種と連携し協働する必要性と方法を理解して、多様な課題の解決に取り組むことができる。これは多職種と連携する力です。今の医療は医師と看護師だけでは成り立ちません。色々な場面で様々な職種が助け合いながら課題を解決していくことが求められています。その時に、一番情報を持っているのは看護職でしょう。多職種がうまく力を発揮できるように力を発揮してください。

5. 自らのキャリア形成をみすえて、向上心をもって自己研鑽し続けることができる。これは自己研鑽力です。

 本学部のディプロマポリシーであるこの能力は卒業後も各自が「生涯。これ勉強」を要求される医療界で働き続けるために必要な項目です。皆さんはこの能力を持っています。その能力をフルに使ってください。昨今の医療界における看護はAIを活用する最先端技術から高齢者にいかに寄り添うかのソフト面など幅広い対応を求められます。

 これから、みなさんは常に自己研鑽に励み、高度な医療の知識と技術を修得し、豊かな人間性と高い倫理観を持ち、国民の福祉と健康に貢献できる素晴らしい医療人として活躍されることを願います。

 卒業生のみなさんが将来、心身ともに健康で医療の分野で活躍されることを心からお祈りいたします。

 最後になりましたが、本日ご出席の御来賓の皆様方、御家族の皆様方の益々の御健勝と御活躍をお祈り申しあげます。また、これまでの皆様方の卒業生に対する御支援に対して、深く感謝いたしますとともに、引き続き、御指導、御支援を賜りますようお願い申し上げます。

                             令和2年3月5日
 大阪医科大学看護学部
                               学部長 赤澤千春