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奥田準二プロフィール

奥田 準二 (おくだ じゅんじ)

 Junji   OKUDA

● 奥田準二外科医塾 代表:
  CEO, Junji Okuda Surgeons’ Creativity “JUKU” (JOSCJ)
● Founder of Team J : Team Jewels / 珠玉のチーム/ 精益塾
  
 Logo of Team J ( Colo-rectal Surgical Team)
● 所属 大阪医科大学附属病院
がん医療総合センター
先端医療開発部門 (消化器外科)
● 役職 特務教授
● 専門分野と疾患 大腸外科・内視鏡外科・ロボット外科・先端医療開発
大腸がん、炎症性腸疾患、憩室炎など
● 診療班 消化器外科 下部消化管外科班(大腸外科チーム)指導医

● ご挨拶

私は、1984年に医師になり、消化器外科医として本年で36年目になります。
1993年からは大腸がんの外科治療をメインに、開腹手術よりも精密で心身に優しい内視鏡下大腸手術(腹腔鏡下大腸手術、ロボット支援直腸手術や経肛門内視鏡手術など)を専門としています。
当院での手術に加えて国内外の多くの病院からの依頼出張手術も含め、私が執刀や指導した腹腔鏡下大腸手術件数は6000件を越えています。

とくに最近は、大腸がんの中で最も難易度の高い直腸がんに対する肛門温存手術を求めての受診や他院からのご紹介と手術依頼が急増しています。直腸がん手術では、肛門機能温存に加えて、性機能や排尿機能を司る骨盤内自律神経の温存も重要となります。深く狭い骨盤内で直腸がんや転移の疑われるリンパ節を残さずに切除して、肛門と骨盤内自律神経を安全確実に温存するには高度の技術のみならず、豊富な経験と確かな実績にもとづいた的確な判断と柔軟な対応力が必須となります。私どもは、安全で質の高い手技と豊富な経験をもとに、いま目の前にいらっしゃる患者さんに最適な直腸がん手術を腹腔鏡の拡大視・近接視を活かして精密かつ低侵襲に行っており、その実績は国内外で極めて高く評価いただいています。

大阪医科大学附属病院 消化器外科での大腸外科チーム指導医としての手術(執刀と指導)や外来・病棟診療の他に、2014年からは、当院がん医療総合センター 特務教授を拝命し、先端医療開発部門での新機軸の創意工夫も加えて、さらに安全で的確な内視鏡下大腸手術の実践とチーム力の強化、先端的手技・機器の開発導入と最適化、国内外や他領域とのネットワーク・グローバル化の強化に注力しています。

幸い、困難例や高難易度例に対しても安全で質の高い手術手技をさらに工夫し、向上させるとともに、3次元腹腔鏡下手術(3D 腹腔鏡)や経肛門的微細手術(TAMIS/taISRなど)を始めとする最先端手技を最新の機器・器具と併せて最適化させて適用しています。
とくに、私どもは、最先端の手術手技と機器を「My Robot System」として応用しています。さらに、本年から直腸がんに対して最新のda Vinci Xiを用いたロボット支援手術も当院にて保険診療で受けていただけます。この際も腹腔鏡下ロボット支援直腸手術(LRAS / RALS / RS(NOSES))として個々の患者さんに最適な手術になるように日々システム化と個別化を向上させています。

私どもが主宰するセミナー(次世代の内視鏡下消化管手術セミナー・骨盤内視鏡外科セミナー・近畿内視鏡下大腸手術研究会)や2017年4月より開塾した「奥田準二外科医塾」を通じて全国の主要施設とのネットワークの充実、欧米・アジアの世界トップの施設とのグローバルな連携や心技一如で想いやりのある外科医としての修練も益々強化しています。
本年も当院がん医療総合センター 先端医療開発部門でのさらなる創意工夫を当院消化器外科での大腸外科治療に活かして、さらに迅速で的確な対応、さらに安全で質の高い内視鏡下大腸手術の実践とチーム力の強化、ならびに、直腸がんの肛門温存手術のさらなる向上に加え、当院形成外科と共同で2期的肛門再建術も開始し、個々の患者さんの病状に合わせた個別化医療から個々の患者さんの思いの一歩先を想いやる創造化医療へアップグレードさせて患者さんやご家族に安心、喜びと感動をもたらす医療を追求しています。

最先端医療を最適な医療にするには、入院患者さんと医療チームとの日々のコミュニケーションの充実が第一ですので、私自身の早朝回診や随時回診に加えて夕方のチーム回診やカンファレンスにもさらに力を入れています。
受診・ご紹介(当院消化器外科外来での私の初診診察は原則として月曜日午前、状況に応じて臨時で木曜日の午後など)、ならびに、セカンドオピニオン外来(随時)も含めて当院医療連携室(TEL:072-684-6338(直通), FAX:072-684-6339)へお問い合わせください。
指名予約可能ですので、おかかりの先生やお申し込みの医療機関連携室を介して、もしくは直接に当院医療連携室担当者に申し出ていただき遠慮なくご指名ください。

 

お知らせ

私どもが大阪医科大学附属病院で培ってきた実績と経験をもとに、さらに多くの患者さんのご要望に応えるべく、私自身が信頼して推薦できる患者さん中心のチーム医療を実践している下記の病院で出張手術も行っています。

  1. 鳳胃腸病院( http://www.otori-icho.jp/:大阪府堺市西区上653-1 TEL:072-273-2821)
    毎週火曜日、午前は随時診察や大腸内視鏡検査、午後は私の執刀で腹腔鏡下大腸手術を行っています。指名予約可能です。事前に同院へお問い合わせいただき、予約の上でご活用ください。
  2. 豊中緑ヶ丘病院(http://www.midorigaokahp.jp:大阪府豊中市少路1-8-12 TEL:06-6853-1770 )
    不定期ですが、私の執刀で腹腔鏡下大腸手術を行っています。指名予約可能です。事前に同院へお問い合わせいただき、予約の上でご活用ください。
  3. その他
    上記以外にも私どもの医療ネットワークをもとに、私自身が信頼して推薦できる患者さん中心のチーム医療を実践している病院との提携を進めています。随時お知らせをさせていただきます。

 

● 略 歴

1958年 大阪市生まれ
1984年 3月 大阪医科大学卒、 同年6月 大阪医科大学一般・消化器外科入局
1984年 6月〜86年6月 臨床研修(南大阪病院での臨床研修含む)
1986年 6月〜1990年6月 姫路中央病院 胃腸科外科医員
1990年 6月 大阪医科大学一般・消化器外科 専攻医
1995年 5月 同 助手
1996年 4月〜10月 米国オハイオ州、Cleveland Clinic 大腸外科留学(RF)
1997年 9月 大阪医科大学一般・消化器外科 内視鏡外科チーフ
2001年 5月 同 講師
2003年 2月 同 大腸外科チーフ
2003年 4月 同 診療助教授
2005年 4月 同大学病院 消化器外科 医長
2007年 4月 同 准教授
2007年 8月 同 下部消化管外科班(大腸外科チーム) 指導医(現在に至る)
2012年 8月 中国 広東省 広州中医科大学第二附属医院 客員教授
2013年 4月 中国 北京市 中日友好医院 客員教授(現在に至る)
2014年 4月 大阪医科大学附属病院 がん医療総合センター 特務教授(現在に至る)
2017年 5月 中国 上海市東方医院 名誉教授(現在に至る)


● 加盟学会などと資格

日本外科学会 外科専門医・指導医
日本消化器外科学会 消化器外科専門医・指導医、消化器がん外科治療認定医
日本内視鏡外科学会 内視鏡外科技術認定医(大腸)、評議員
日本大腸肛門病学会 大腸肛門病専門医・指導医、評議員
日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医・指導医
日本ロボット外科学会 専門医(国内B)
日本消化器病学会 消化器病専門医
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
日本臨床外科学会 評議員
日本消化管学会 胃腸科専門医・指導医
Fellow of American College of Surgeons (FACS)
アメリカ消化器内視鏡外科学会(SAGES) Active member
Faculty of IRCAD(フランス 欧州内視鏡外科センター IRCAD/CRS指導医)
次世代の内視鏡下消化管手術セミナー 代表世話人
骨盤内視鏡外科セミナー 代表世話人
近畿内視鏡下大腸手術研究会 代表世話人
医学博士

 

● 私どもの治療の特色  

近年の大腸外科治療の大きな進歩に腹腔鏡下大腸切除術と究極の肛門温存術が挙げられます 。  
腹腔鏡下大腸切除術では、腹腔鏡の近接視・拡大視効果により、肉眼では見えにくい細い神経なども明瞭に観察できますので、神経の温存などを適切に行いやすくなります。また、腹腔鏡下手術では、傷が小さくて分散しているため、開腹手術に比べて、術後の痛みや癒着が少なく、回復が早くて腸閉塞などの後遺症が少ない利点があります。  
一方、従来なら永久人工肛門を余儀なくされていた肛門近くの直腸がんに経肛門アプローチを併用して可能な限り肛門を温存するのが究極の肛門温存術です。  
私どもは腹腔鏡下大腸切除術と究極の肛門温存術のスペシャリストとして国内外で広く認知されています。また、その実績(手技、手術件数と成績)もトップクラスの評価を受けています。

● 診療中に心がけている点  

無駄がなく苦痛の少ない検査によって的確な診断を行い、病状をわかりやすく説明して、必要な治療を適切かつ迅速に受けていただけるようにすることです。

● 手術に際して心がけていること  

術前のシミュレーションを十分に行うとともに手術中の所見も加味して、病巣を残さずガーゼ一枚の出血もない安全で的確な切除を全うすることです。

● 私が目指している名医や良医を越えた医師像とは  

私どもは、名医や良医といった枠を越え、患者さん・ご家族や紹介医の先生方に求められ、応えられる医師でありたいと思っています。すなわち、自分の専門領域の知識と技術を常に高める努力をしてトップクラスの専門的治療を提供できることはもちろんとして、患者さんの病気をトータルにケアできる組織力と暖かい人間としての包容力を備えている医師であることを目指しています。

 

● 趣味  

手術前のシミュレーションと術後の反省を繰り返し、継続して手技の工夫や器具の改良と開発を行うことです。
2013年1月より始めたウォーキングでは、自宅から駅までの通勤のほかに、週末は自宅周囲や出張手術・講演先の景勝地などを歩いて、日々の読書とともに心身を新たにしています。
また、国内外の他施設での依頼・出張手術や公開手術にも積極的に応えることで、いかなる状況でも気迫と魂を込めて最適な手術を執刀、指導できるように日々新たに自分を磨いています。

 

● 特技  

ガラス張りの中で最適な手術をすることです。2000年2月にフランスで日本人外科医として初めて腹腔鏡下大腸手術の公開手術を行いました。国内だけでなく、欧米やアジア諸国での数多くの依頼・出張手術や公開手術にも積極的に応えています。 国内外の他病院に出向いての出張手術の依頼も年々増加しています。 
手術執刀だけでなく、手術指導の能力も高く評価されており、これまでに私を含めて39人(現在当科大腸外科チームの奥田準二、田中慶太朗、山本誠士、大住渉、濱元宏喜の5名のスタッフ全員、ならびに当科での研修や他院での私の指導で取得した34人)の内視鏡外科技術認定医(審査臓器:大腸)を輩出しています。
現在、「次世代の内視鏡下消化管手術セミナー」、「骨盤内視鏡外科セミナー」、「近畿内視鏡下大腸手術研究会」の国内研究会の代表世話人を主宰するとともに、「Team J」を介して国内のみでなく、欧米やアジア諸国などの海外とのネットワークやコラボレーションも発展させています。

さらに、2017年4月からは「奥田準二外科医塾」を開塾し、心技一如の想いやりのある外科医の修練の場を設けて日々新たに個々の外科医が自己を磨けるようにしています。

 

● 今している事

  • ロボット手術などの最先端手術を “安全で最適なシステム” とし、さらに個別化して適用すること
  • 大腸肛門外科・内視鏡外科を極めることに努め、一人ひとりの患者さんに安全で質の高い手術を執刀・指導すること
  • 他院からの困難症例や難易度の高い手術も積極的に受け入れて一人ひとりの患者さんに最適な手術を行うこと、状況によっては他院に出向いての出張手術にも積極的に応えること
  • 継続的な工夫のもとに、先端的手技・機器を開発導入し、さらに傷を少なく ・小さくする先進的手術(単孔式、完全腹腔鏡下手術や無小切開腹腔鏡下手術(NOSE)など)を的確に行うこと
  • 腹腔鏡下手術の近接視・拡大視効果をフル活用してマイクロサージェリーへ進化させること、とくに直腸癌手術において
    は、3次元腹腔鏡(3D腹腔鏡)や特殊なホルダーなども導入し、癌を残さずに 性機能・排尿機能・肛門機能をできるだけ温存する、次世代の内視鏡下直腸手術を確立すること
  • ICG蛍光法によるリアルタイムナビゲーションやリンパ流・血流確認なども導入すること
  • とくに、困難症例や難易度の高い手術では、最高の手技やポートを追加する(additional port surgery)だけでなく、この患者さんを救えるのは自分しかいないと気迫と魂を込めて最適な手術を完遂すること(additional spirit surgery)
  • さらに他科や他院との連携をスムーズに行えるネットワークシステム構築を充実させること
  • 的確で迅速な術前検査や適切な術後フォローアップなどを「患者さん本位」に行えるように、ご紹介医などとの医療連携ネットワークを強化すること
  • 大腸内視鏡治療(ESD)や関連領域(肝臓・膵臓、泌尿器科、婦人科や上部消化管など)の内視鏡外科手術とのコラボレーションを緊密にすること
  • 次代の大腸肛門外科・内視鏡外科エキスパートを育てること
  • 奥田準二外科医塾を心技一如の想いやりのある外科医の修練の場として日々新たに自己研鑽を行うこと

● 今後の展開

・ 全国10ブロック・全世界4ブロックのTeam Jグループの交流を一層充実させること
・ 最先端医療を最適な医療として安全・的確に集約しつつ広く普及させること